■昔から贈答品といえば海苔でした

海藻の中でも海苔は古くから日本人に愛好されていました。702年に施行されたわが国最初の成文法典である大宝律令に、海苔が産地諸国の物産として年貢に指定され、租税として徴収された記録があります。

余談ですが「海苔の日」はこの日を記念して2月6日と定められました。

海苔の採取が律令によって定められた頃は、海苔は庶民の食べ物ではなく、当時は高級品として上流階級の食べ物として位置付けられていました。

鎌倉時代になると源頼朝が、後白河法皇に伊豆産の海苔を再三ににわたり献上していたことが残っています。当時は今のような抄き海苔ではなく素干しですが、保存性もあり高級な贈答品として用いられていたようです。

江戸時代になり、ひび立てによる養殖技術が開発されたため、海苔は豊富に出回るようになって、町人など一般庶民層まで広がっていきました。しかし、まだまだ高級な贈答品の域をでなかったようです。

今でこそ贈答品ランキングでビールに追い抜かれてしまいましたが、海苔は歴史ある由緒正しい贈答品なのです



贈答品イメージ写真