1. 藻類培養液「KW21」の使用目的と特徴

kw21_02KW21は、主に栽培漁業に於いて幼魚や二枚貝の餌料となる微小藻類を培養するために開発された培養液です。微小藻類の増殖に必要な窒素、リン、金属、ビタミン類など多くの成分を調合する手間を省き、一剤で藻類の高い増殖を提供するものです。

【KW21の特徴】

  • 藻類培養液KW21は、各種栄養塩を吸収しやすい形で一液化していますので、面倒な培養液調合の手間をとらせません。
  • 複合アミノ酸・複合ビタミンを使用していますので、安定した増殖を行うことができます。
  • 微小藻類増殖後のピーク濃度を長く保持しますので、使いやすく安心です。

2. 対象藻類

培養できる藻類の種類 藻類の利用のされ方
浮遊珪藻(キートセロス) 2枚貝、ウニ、ナマコ、エビの餌料
付着珪藻(ナビキュラ・ニッチア等) アワビ、ウニ、ナマコの餌料
ハプト藻(パブロバ・イソクリシス等) 2枚貝(真珠貝を含む)、エビの餌料
プラシノ藻(テトラセルミス) 2枚貝、魚類の餌料
真眼点藻(ナンノクロロプシス→海産クロレラとも云う) 魚類の餌となるワムシの餌料
緑藻*(アオサ・ウミブドウ等) 食用海藻、貝類の餌料
褐藻*(ワカメ・モズク等) 食用海藻、アワビの餌料

* 緑藻・褐藻類の培養では、餌料となるものだけではなく、食用藻類養殖における採苗、育苗期にKW21が使用されています。

3. KW21の使用方法

  • 海水1Lあたり下表のKW21を添加してください。
    (注)KW21は、基本的に2000倍程度に希釈して使用する設計となっておりますが、培養する藻の種類や培養条件により最適濃度は多少変わります。特に元種の保存培養では、長期間維持のため1000倍で使用されている場合が多いようです。
  • 珪藻の培養には、ケイ酸栄養剤「ゲルカルチャー」、メタ珪酸ナトリウム、または水ガラス等を併用してください。
  • 培養環境や藻類の増殖速度により、添加量は加減してください。
海水1Lあたり
KW21
メタ珪酸ナトリウム
浮遊珪藻 0.5ml(0.5~1.0ml) 45mg(30~90mg)
付着珪藻 0.1ml(0.05~0.1ml) 45mg(30~90mg)
ハプト藻・プラシノ藻 0.5ml(0.3~1.0ml)
モズク 0.1ml(0.06~0.12ml)

(注)ケイ酸栄養剤「ゲルカルチャー」、メタ珪酸ナトリウム、または水ガラスは、珪藻類の細胞壁を構成する必須栄養分ですが、他の藻類には必要ありません。

4. 補足(海水添加後のバクテリア繁殖について)

「KW21」は、各種ビタミンやアミノ酸を配合した総合培養液です。
豊富に含まれるビタミンやアミノ酸は、またバクテリア類の栄養源にもなります。培養に用いる海水にある程度以上のバクテリアが含まれていると、藻類が増殖する前にバクテリアが増殖し、海水の白濁などを引き起こす場合があります。
このケースでは、使用海水のろ過、加熱または殺菌による清浄化をお薦めします。

5. 梱包形態

1Lポリ缶×6本(段ボール詰め)
10Lポリバッグ×1ケース(段ボール詰め)

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