■海苔のおいしさの秘密
食べ物に関しての好き嫌いというものは多かれ少なかれあるものなのですが、「海苔はどうも苦手」と言う人をあまり聞いたことがありません。きっと海苔は日本人の味覚に合った食べ物のなのでしょう。
最近少しずつ、日本人が美味と評価している食べ物の正体が分かってきました。昆布のグルタミン酸、カツオ節はイノシン酸、シイタケはグアニル酸、貝はコハク酸など、うま味に関わるアミノ酸や核酸がからんでいるのです。
海苔からはなんとこれらのすべてが検出されると同時に、他にも甘さのアラニンやグリシン、苦甘さのアルギニン、酸味のアスパラギン酸が含まれていて、数十種のアミノ酸が微妙にミックスされています。しかもその含有量がシイタケやカツオ節の3〜5倍だというからまずいはずがないのです。
一昔前は西洋人から「日本人は黒い紙を食べている」と気味悪がられたという話ですが、今では寿司のブームにより海苔の味の理解も深まり、好んで食べられるようになっているようです。
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