ナイロン |
|
|
ナイロンは化学繊維の中でも長い歴史をもっているものの一つで、衣料用からインテリア用、産業資材用などあらゆる用途に使用されています。
ナイロンは他の合成繊維に比べて摩耗や折曲げに対して強く、しなやかな感触をもっていることが大きな特長といえます。このため薄くて軽く柔軟性に富んだ織物や編物を作ることができます。さらに染色しやすいなどの特長もあり、近年衣料用の新しい素材開発が盛んに行われています。
ナイロンはフィラメントがほとんどで、非常に細いものから極めて太いものまであり、スポーツウェアやランジェリー、パンティストッキングなどの衣料分野、カーペットなどのインテリア分野、さらには漁網、ロープ、タイヤコードなど産業資材分野にも広く使用されています。
特徴
非常に強い繊維の一つです。摩耗や折り曲げなどに対しても非常に丈夫です。
- 比重は1.14で生糸の80%、綿の70%という軽さです。
- 水にぬれてもほとんど水を吸わないので早く乾き、洗濯が簡単です。
- 弾力性に富み、しわになりにくい。
- 熱可そ性があり適正なセットをすると、伸び縮みしたり、形くずれすることはほとんどありません。
- 薬品、油に強く、海水にもおかされません。
- カビ、虫の害を受けません。
|
|
ポリエステル |
|
ポリエステルは化学繊維の中で一番多量に生産されており、その生産量は年々増え続けています。ポリエステルは非常に強く、しわになりにくく、吸湿性が少なく、熱可そ性があり、酸やアルカリに強いという特長をもっています。
特徴
- 非常に強いせんいの一つで、ぬれても強さは変わりません。磨耗に対しても同様です。また合成繊維の中では比較的熱に強いせんいです。
- 長時間日光にさらしても強さはほとんど変わりまぜん。
- 吸湿性が少ないので洗濯しても伸び縮みせず、すぐ乾きます。
- 熱可そ性があり、伸び縮みしたり、形くずれすることはほとんどありません。
- 薬品に強く、虫、かびの害を受けません。
|
|
ビニロン |
|
日本で発明され、成長した合成繊維、それがビニロンです。合成繊維の中では最も吸湿性がありますので、もめんによく似た合成せんいといわれています。ビニロンは軽く、丈夫で耐候性にもすぐれていますから、工業用、農業用、漁業用など産業用途に広く用いられています。
特徴
- 比重は1.26〜1.30でレーヨン、アセテート、毛、綿などよりも軽い繊維です。
- 特に磨耗強度に優れています。
- もっとも綿に似た感触をもっており、合成繊維の中では最大の吸湿性があります。
- 酸、アルカリに強く、腐ったり、カビや虫害をうけません。
|
|
ポリプロピレン |
|
石油を精製して得られるプロピレンを重合して作った繊維で、繊維の中では最も軽く水に浮く繊維です。強く、酸やアルカリにもおかされず、汚れがつきにくいなどの特長を生かしてカーペットや小形マットなどのインテリア分野やロープなどの産業資材分野に使用されています。さらに、吸湿性や吸水性がほとんどないため保温性や速乾性にすぐれ、水着やソックス、肌着などに使用されています。しかし反面、耐熱性が他の合成繊維より低い一面ももっています。
特徴
- 比重は0.91で全繊維の中で最も軽く、また非常に強い繊維の一つです。
- 吸湿性や吸水性がほとんどなく、ぬれてもすぐ乾きます。また熱伝導率が低いため保温性にすぐれています。
- 酸やアルカリなどの薬品に対して強い。
- 熱可そ性があります。
|
|
ポリエチレン |
|
エチレンを重合してポリエチレンを作り、繊維にしたものです。非常に強い繊維ですが耐熱性はあまりよくありません。ポリエチレンは衣料用には用いられず、産業用に使用されています。
なお、特殊な製法で作る高強力ポリエチレンは、強度がナイロン(強力タイプ)の3倍程度あり船舶用係留索などに使われています。
特徴
- 強度が大きく薬品類に対して強く、吸水性・吸湿性はありません。
- ポリプロピレンに次いで軽い繊維(比重0.94〜0.96)です。
- 耐熱性があまり良くありません。
|
|