加齢臭対策で新加工薬剤 
                 
   センカは、キトサン微粒子の持つ機能を用い、ノネナール臭(加齢臭)などの不快な臭いを吸着する機能を付与する加工薬剤を開発した。

長瀬産業グループの西日本長瀬(福岡市博多区)と第一製網(熊本県荒尾市)が、熊本大学、熊本県産業技術センターの基本技術を応用して開発した高濃度キトサン水溶液の生産技術をもとに、センカが繊維用加工薬剤「断・加齢臭」として開発し、生産を行う。長瀬カラーケミカルやオー・エヌ・コラボを通じて国内外へ販売する。
「断・加齢臭」として綿・レーヨン向けの“C”とウール用の“W”の2種をそろえる。肌着や靴下といった加齢臭対策が重視される製品だけでなく紳士服や寝具などへの採用を積極的にアピールする。
センカの試験によると「断・加齢臭」で加工した生地は、ノネナール、アンモニア、イソ吉草酸、酢酸、それぞれの吸収率が加工直後で80%、洗濯10回後90%以上(アンモニアは70%)と高い効果を示した。
耐洗濯性も高く、アンモニア以外の吸収性能は洗濯を重ねることによって向上したとしている。
この高濃度キトサン水溶液を第一製網と共同開発した西日本長瀬の佐藤賢社長は「センカの持つ高い分散技術で繊維用加工薬剤としての展開が可能になった。安全性も高く、今後も様々な分野での拡大を図る」と述べ、技術開発の継続、生産設備の増強を行う方針を示した。

(H23年2月7日 繊維ニュース)